劇団四季「美女と野獣」を見て(2度目)

2度目の美女と野獣

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金本泰潤さんが同じダンス教室の出身と聞いたので金本さんが野獣役をやる回をどうしても見たかった。

念願叶ってチケットとれたのでさっそく鑑賞。

 

やっぱり同じ演目でもキャストが違うとまた違った魅力を感じられて面白い。

清水さんの野獣は初め怖くて近寄りがたい。

ベルと出会ったことで心を開いていく野獣を演じている。

確かにそれも「美女と野獣」を見る上での醍醐味。

対して金本さんの野獣は初めからベルに対して「魔法を解いてくれるのではないか」と期待している。(少なからず初めからベルを好意的に見ている)

そのぶん清水さんに比べて優しい野獣だった。

自分自身の複雑さに悩んでベルとの距離を上手に詰められないことに苦しむのが清水さんの野獣。(内に向く意識)

ベルのことが好きなんだけどそれを上手く表現できないことに苦しむのが金本さんの野獣。(外に向く意識)

そんな感じがした。

同じ作品でも見る人によってこんなに解釈違うんだな〜と興味深かった!

両方解釈できるけどどちらの色合いを濃くするかで演技が変わる。

他の人が演じたらまた別の「野獣」になるんだろうな。

他の役の方々も主役に合わせて変わるのか、清水さんの舞台には緊張感があったのに対して金本さんの舞台にはユーモアがあった。

どちらも劇団四季の「美女と野獣」なのに違いがあって面白い。

そして両方とも良い。

前回見たのと比べて他に顕著に違いを感じたのはルミエール。

岩崎さんと比べると大木さんはフレッシュ。

なのにどちらかというと大木さんの方が大人しいというか紳士的な感じ。

これも役の解釈の違いが出ているんだろうなと思った。

岩崎さんの貫禄ある元気なルミエールも好き。

 

何度見ても思うけどペアのダンスとか情熱的な表現、照れずにできるのすごいな。

見てると自分も踊りたくなる。

家帰ったら頑張ろ〜!

 

本日の出演者

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